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​神田祐樹

1974年富山県滑川市生まれ
2015年能登島ガラス工房吹きガラス1年コース卒業(石川)
 潮工房(神奈川)に在籍
2018年11月からガラス作家として制作開始(富山)
2019年8月ガラス工房『Glass Studio O2』開設
2022年9月日本社会福祉デザインセンター株式会社入社
2022年11月に金沢 21世紀美術館にて『僕らの存在証明』展で初出展

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神田祐樹の作品は、独自の表現と創造力を駆使して生まれたものであり、ガラスアートの新しい可能性を示しています。神田の制作技法の中心には、キルンワークがあります。窯(電気炉)を使った技法で、粒状又はパウダー状のガラスを型に詰めて焼成する方法です。さらに、神田はパート・ド・ヴェールという技法も好んで取り入れており、様々な形状の作品を粘土から自由な発想でつくりあげます。また、エナメル絵付けも神田の自由な表現手法の一つです。ガラスにデザインした絵や模様を顔料で描き、焼き付けることで独特の風合いを生み出します。 神田は吹きガラスでは表現できない独特の質感や形状を意識しており、作品に光が当たるとキラキラと輝くような造形に工夫を凝らしています。作品の一つ一つが神田の手によって生み出されたハンドメイド制作で、一つの作品制作に要する期間は約2週間〜2ヶ月と長く、一点ものと言える作品たちは、世界で唯一無二の価値を持ちます。

きっと多くの方が、神田の作品を見て、その独特の感性から生み出されたどこか懐かしいキャラクターたちが登場する作品に思わず「ニヤリ」と微笑んでしまうことでしょう。作品に込められたユーモアや意図が、見る人にさまざまな感情や反応を引き起こします。彼は独自のキャラクターをガラスで表現した作品が多く、そのガラスの住人たちがもたらす楽しさと魅力が特長です。彼の制作に最も大きな影響を与えたのは、三浦市の潮工房での職人見習い経験です。この経験を通じて得た技術と知識が、ガラス職人としての神田の創作活動の基盤となっています。神田祐樹のガラス展示会では、その緻密な技法と自由な創造力を間近に感じることができるでしょう。美しさとユーモアを兼ね備えた独自の世界観を持った作品には、見る者に新たなガラスアートの価値観を提供します。是非、この機会に神田祐樹の作品をご覧いただき、その魅力を感じ取ってください。

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